SPECIAL INTERVIEW

「太陽の勇者ファイバード」「伝説の勇者ダ・ガーン」「黄金勇者ゴルドラン」 ボックスイラスト描きおろしの大張正己氏インタビュー

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――勇者シリーズご参加の経緯や、当時感じた事はありますか?

『勇者エクスカイザー』の際に、古澤(文邦)さんや吉井(孝幸)さんなどに声をかけて頂きました。
『機甲戦記ドラグナー』のOPの流れから呼んで頂いたのだと思います。

当時は、『勇者もの』っていう新しいジャンルを作ろうと意気込みましたね。
それって新しいジャンルじゃないですか。玩具が出て、子供に見せる。
マニアックにならない作品という事で面白かったです。

そう言った流れから、誰が書いてもかっこよくなるプロポーションを作成し、
子供にかっこよく見せる事ができたと思います。

当時「DETONATORオーガン」という作品の監督もしていたのですが、
勇者シリーズに関しては、皆が見て面白いもの、気持ちいいものを作りたかった。

サンライズのスーパーロボット作品の仲間入りが出来たという事もうれしかったですが、
その分、作品を背負うというプレッシャーも感じましたね。

――ファイバード、ダ・ガーンで印象に残っていることはありますか?

ファイバードは、実は当初OPの演出に、火鳥の肉弾戦の絵コンテがあったんですよ。
でもスケジュールのせいで出来なかったんです。後で入れればいいやと思っていたんですけど(笑)
本当は書きたかったですね。

ダ・ガーンはOP作画での参加だったのですが、過去2作品とはカラーを変えるよう意識しました。
キャラクターデザインもアメコミテイストでしたからね。

――今回久しぶりにファイバード、ダ・ガーンを描かれていかがでしたか?

非常になつかしかったですね。特にオーガニックドライアスは、「こんなの描いてたんだ」
と思って楽しかったですね(笑)とにかく新鮮でした。
グレートファイバードに関しては、同じポーズを描かないという事を心がけているので、
過去の版権イラストとはポーズを変えています。

――今回ゴルドランを描くにあたって、印象はいかがですか。

まず作品に関しては、高谷(浩利)さんが描くキャラクターが印象的でした。
メカに関しては、金色のロボで、雰囲気が怪獣っぽくていいですよね。
玩具の金メッキが剥がれないのかなと心配になりました(笑)

今回描くイラストに関しても、是非ご期待下さい。

――最後にファンの方々に一言お願いします。

勇者シリーズは来年20周年を迎えますが、私自身も来年25周年を迎えます!
様々な展開をしていきますので、期待して下さい。

また、勇者シリーズに関しても、
20周年を機に勇者ロボを集めたイベントムービーなどを作れたらいいですね。
“大集合”って燃えるじゃないですか(笑)
当時のアニメーターを中心に、当時勇者シリーズを見ていた
今の若いアニメーターを巻き込んでできたらいいですね。

今回のイラストも、レベルアップしたものを見せられるよう描きましたので、
是非期待して下さい!

――本日はありがとうございました。

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